「フフフ…」

紙田が一人、暗い部室の中にいた

「俺たちが、恋愛相談をやる、ちんけな部活だと思っただろう?
甘い!!甘いぞ!!ショートケーキ十一個食ったときより甘いぞ!!
俺たちはな…憂鬱をなくす、部活なんだよ
みんなに楽しい生活を、をモットーとしている部活だ!!!
それを相談だけ聞き、あとは知らん顔とする、人道から逸れた部活だと思ったのか!!?
もう一回言う。
甘いぞ!!ショートケーキ十…?何個だったっけ?
まぁいい!!!!わかったら、土下座しろ!!ぐみ―」

「一人で何叫んでるんですか」

佐藤は静かに電気をつけた


「読者の皆様に説明を」

「読者なんか、この小説にいるんですか?
ちなみに、ショートケーキ十一個食べても、俺は平気です」

「マジで…?」