「先輩、とりあえず酒のむのやめましょ…て、俺のコップに酒をつぐな!!!」


それでもやめない紙田


「俺はまだ未成年ですから…溢れてる!!!溢れてるよ!!!」


それでもやめない紙田。


「いい加減にしろ!!」

「うるさいなー、佐藤は」


「あんたがやめないからでしょ」


「知るかよ。んなもん。だから死ね」


「意味わかりません」


「理不尽に怒るババァかよ」


「え?何の話ですか?」


「ババァもジジイも理不尽に怒るから嫌いなんだよ」


「先輩、ここに来る前何かありました?」


「ああ、高校生のときいろいろしたな」


「え…まあ、そうですねー」


「爆弾しかけたり、爆破したり、破損させたり」


「それ全部爆弾関連ですよね?」


「いろいろ…ムニャ」


紙田は酔いつぶれ、寝てしまった。


「…………」


―この人、全然変わってないな。


しみじみ思う、佐藤なのであった。




-end-