「ケンカダメヨ。ミンナナカヨク」
「アホタ!!生き返ったのか!!」
「誰…?」
「とりあえず、最終回からって出てくんな!!新参者!!」
「う…分かったよ」
芽達は、蜘蛛の子散らすようにどこかへ消えた。
「よし、ここはやっぱり、あれだよ」
「アレッテ?」
「古参の集合だな。とりあえず佐藤と…まぁ風紀委員長も」
「フウキイインチョウッテモウソツギョウシタヨネ?カミタノイチネンウエダカラナ」
「あ、そっか。じゃあいいや、佐藤探し探検隊、出動!!」
「オオ!!」
二人は教室を出ると、二年の教室に行った。誰もいない。
「あ、そっか。二年は全員式の片付けか」
「ウン」
「分かってたなら言えや」
体育館の中に行った。が、既に片付けは終了し、みんないなかった。
「…なんか悲しくなるな」
「ウン」


