「約12ページであなたを好きになるファンなんか、ファンじゃありません」

「何が言いたい?」

「そもそも、ファンなんて不確かな物、求める方が間違ってるんですよ」

「……?」

紙田は佐藤が何を言いたいのかが分かってないらしい

「叩かれるときに、手の平ひっくり返すじゃないですか。本当に好きだったんですか?てなほど」

「…たしかに」

紙田は理解したらしい口調になった


「じゃあ俺今から、踊る〇〇査線を見ますから。それでは」

と言って、電話をぶち切り、ワンセグに切り替えた佐藤。