「それでようやく気づけたんです。私は先輩に迷惑をかけないようにと思っていたのではなく、私自身が怖くて、別れて、逃げていたことに。」
「・・・」
「それに気づけたのは、先輩と親友のおかげです。先輩、有難うございました。」
「・・・ぇえ!?あ、あんたってバカ・・・?!わ、私達がいじめてあんたを苦しめてた、そして別れさせたのに、なんで礼なんていってん・・・のよ・・・!」
「だって、もし先輩が私をいじめてなかったら、確かに、普通に生活してたと思います。ですが、こんな大事なことには一生気づかなかったと思います。そしてきっとそのうち別れていたと思います。けど、先輩たちのおかげで大事なことに気がつけた。有難うございました。」
…あれ?私…何で泣いてるの?
私は何故か少し潤んできた目を手でこすり、
頭をさげた。
「・・・あなたって馬鹿ね。礼なんていわれることなんてひとつもしてないのに…で、また告白でもするの?」
先輩は少し照れたそぶりを見せ、
友達に話しかけるかのように
話しかけてくれた。

