「そっ…そんなことまで答える必要ないでしょ?変なこと聞かないでよ。」


私はプイッと顔を横に向けた。


朔矢君と私のことなんて、九条君に一切関係ないことじゃん…。


それを聞いて、一体何になるっていうの…?


頭の中で、ひたすら疑問符を浮かべていると、フッ…と耳に吐息が掛かるのを感じた。



「答えを曖昧にするってことは…、アイツを彼氏だって認めてるようなもんだぞ?」