そして、放課後。 図書室に行く準備をしていると、次々と女の子たちが教室の中に入って来た。 行き先は…もちろん九条君。 女の子たちに、あっという間に囲まれてしまった九条君は、にこやかに会話をしている。 いつもの光景なんだけど、おとといからの出来事があったせいか、苛つきが半端ない。 あんなに楽しそうに女の子たちと話してるぐらいなら、自習室に逃げ込んで来ないでよ…。 おかげで、私は…かなり迷惑被ってるんだから…。