「どうでもいいけど、早く離れてよ…。だっ…だいたい、勉強の話をしてたのに、全然違う話になってるじゃない…。」 「そんなに違わねぇじゃん。紗智に“教えてもらう”ってことに変わりはねぇんだから。」 いやいや… かなりズレまくってるよ…。 かけ離れすぎてる…。 「言っておくけど、私のことなんて……教えるようなことは何もないから。」 プイッと顔を背けると、私の耳元の髪が少し揺れるのを感じた。 「それはどうかな?」