「ところで、九条と藤野って……珍しい組合せだな。一緒に勉強…してたのか?」 先生の意外そうな声に、私はパッと頭を上げると即座に首を横に振った。 「いいえ、ちが……」 「そうなんですよ。二人で勉強してたんです。俺一人よりも藤野さんがいると、心強いですから。」 私の言葉を遮って、スラスラと答える九条君に、口をポカンと開けてしまった。 なっ…… 何、デマカセ言ってんのよ! そういう誤解を生むような答え方、本当に迷惑だから止めてほしいんだけど!