日曜日が初対面だったのに、航の誕生日をお祝いしてくれるんだ…。 放課後の時間を割いて、こんな風にプレゼントまで用意してくれるなんて… 優しすぎるよ…九条君。 「あ、あの…。」 「ん?何…?」 穏やかな声で聞き返す九条君に、私は微笑みを浮かべた。 「九条君、ありがとう…。」