「ちょっと色々と考え事しちゃって…。それで寝不足になったんだ…。」 「えっ、また寝不足なの?確か昨日も眠そうにしてたよね…。大丈夫?」 「うん。」 コクンと頷いたけれど、汐莉は心配そうな表情を浮かべた。 「私でよければ、何でも相談してね。あまり力になれないかもしれないけど…一人で考えるよりは、気持ちが楽になると思うし…。」 「汐莉…、ありがとう。」 じんわりと心が温かくなるのを感じていると… 『綺斗くんだ〜!おはよ〜!』 女の子たちの高い声が教室に響いた。