なんで最後にキスしてから帰るのよ…。 触れられた髪をチラッと見ると、それだけで体温が上昇してしまうのを感じた。 本当に重症かも……私。 小さなため息を零しながら、少しひんやりとしているテーブルに顔を突っ伏した。 そういえば… さっきの電話って、誰からだったんだろう…? 友達…かな? 九条君、男友達も多そうだし…。 嬉しそうな顔してたけど、話の内容は…なんだったんだろう…? ………。 ダメダメっ! 私がこんなに気にしちゃってどうするのよ…。