ドキン…… 心が跳ね上がり、これ以上は無いんじゃないかと思うほど鼓動が速くなる。 私… 九条君が好き…。 もう好きになっちゃったんだよ…。 でも、心の中で想ってるだけじゃ伝わらないんだよね…。 勇気を出して言葉にしなきゃ…。 今なら…言えそうな気がする…。 「あ、あの……九条君…」 私がドキドキしながら口を開いた時だった。