「む、無理とか言わないでよ…。」 急に心臓に負担がかかりすぎてしまい、弱々しく呟く。 さっきまで感じていた眠気は、もはやスッカリ覚めてしまった。 「仕方ねぇだろ?俺の心が紗智にもっと触れていたい…って言ってるんだから。」 九条君は声を弾ませると、片手を胸元から髪の毛に移動させて、クルクルと指に絡めはじめた。 みんなに見られていても関係ないって感じだ。 私なんか、恥ずかしいやら照れくさいやらで熱くて溶けそうだっていうのに。