スープを鍋でコトコトと煮込みながら、隣のコンロで中華めんを茹でるべく、お湯を沸かす。 この調子なら、思ってたよりも早めに昼食の準備が出来そう…。 順調、順調…! キッチンの壁掛け時計を見上げていると、不意に後ろに人の気配を感じた。 「紗智のエプロン姿、可愛いじゃん。」 「えっ…?」 その声に反応して、すぐに振り向いた私を、九条君は胸の中に抱き寄せた。