「あやとお兄ちゃん、もっとあそぼうよ〜!」 「ぼくも、あそびたい!」 「よし、それじゃあ家に帰って、今度は紗智も入れて4人で遊ぶか!」 九条君が背を屈めて、航と結希に話しかけると、二人は“やったぁ!”と嬉しそうに声を弾ませながら、ピョンピョン飛び跳ねた。 航も結希も… 初対面の人だと、大人しくなっちゃうのに… 九条君とは、もう打ち解けてるんだ…。 無邪気に笑ってる二人を見て、ビックリしてしまった。