「会いたくなったんだよ、どうしても。そう思ったら自然に体が動いて、気付けば紗智の家まで来てた…。」 「………。」 …私ってバカなのかな。 気になって聞いたくせに、聞いたことを後悔するなんて…。 これじゃあ、ますます鼓動が速くなる一方だよ…。 思わず、結希と繋いでいた手を離して胸元に手をあてる。 ふと視線を下に落とすと、結希が少し表情を曇らせながら私を見ていた。 「おねえちゃん、だいじょうぶ?ここがいたいの?」 自分の胸に手をあてて、心配してくれている結希に微笑んだ。