「ジロジロ見ないでよ。何か文句でもあるの?」 「別にねぇけど…。えーっと……」 何やら考えながら、九条君は私の方へと少し顔を近付けてくる。 言いたいことあるならハッキリ言えば? そんな思いを込めて、睨むような視線を送ると、“あっ!”と何か思いついたような顔つきで、九条君が声をあげた。 「ここに入って来た時にアンタの顔…どこかで見たと思ってたんだけど……。そっか!確か同じクラスだよな?」 「は…?」 まさか、そんなこと考えてたわけ…!?