放課後恋愛


あっ…!
朔矢君からだ…。


私は慌てて九条君から少し離れて、背を向けた。


「なんだよ…。何か緊急なことでもあったのか?」


「う、うん…。ちょっとね…。」


九条君の言葉は半分耳に入っていないような状態でメールの画面を凝視した。



[FROM:朔矢 尚]
[TO:]

日誌、終わりそう?
図書室混んできたから、
俺…教室に戻るよ。

そっちで勉強しよ?


-------END-------



えっ!!
朔矢君が教室に戻ってくる…!?


ど、どうしよう…。