九条君の様子を伺いながら、私も自分のノートを広げた。 この調子だと、図書室に行く時間は無さそうだから、今日出された課題はここで済ませよう…。 そう思いながら、問題に取り掛かり始めた。 静かな時間が自習室に流れていく。 九条君の質問は、さっきの一回だけで、今は特に聞いてくる気配がない。 まさか……前みたいに、勉強してたとみせかけて、爆睡してるんじゃないの…? 私は視線をノートから、ゆっくりと九条君の方へと動かした。