あんな風に男の子に触れられたりしたのが初めてだったからなのかな…? 昨日の夜も、なかなか火照りが治まらなかったぐらいだし…。 私はチラッと窓際に視線を向けた。 そこには、朝から明るい笑顔を振りまきながら女の子たちと会話をしている九条君の姿。 話が盛り上がっているのか、女の子たちは楽しそうだ。 はぁ…。 九条君のことなんて、何とも思ってないんだけどな…。 私にとっては迷惑でイライラしてしまうような存在なんだから…。