「なに?私これから勉強するんだけど。」


「鈴香の部屋涼しい~」


こいつは人の話聞いてないのかよ...

しかも妹のクセに私を呼び捨てで呼ぶ。

「美依香の部屋に行ってよ。
自分の部屋あるでしょ?」

「私の部屋暑いんだもん。」

イラッ

こいつは私をイラつかせる天才。

「あのね~!!!私は今から勉強すんの!!」

「いいじゃん。」

と言って私の本棚から雑誌を引き出す。

「あんたがいたら気が散ってしょうが
ないんだけどっ!!!」

「ふ~ん...」

なにがふ~んだよっ!

「じゃあさ、私の部屋にいてもいいけど、

私の勉強の邪魔しない、
音をたてない、雑誌読まないならいいよ。」

「じゃあゲームは?」

「ダメ。」

「わかったよ。」
はぁとため息をつきながら言う。

ため息つきたいのは
こっちなんだけどっ!??