『…………えっ?』
唐突すぎる颯人の問いかけにオレは戸惑った。


「えっ、じゃなくて!どーするの?!」
颯人の目が不意にキラキラし始めた。


『どーするのって、何を?』


「高校時代に未練タラタラで別れて、また出会えたんだよ?何もしない訳?」
颯人の気持ちを察したのか檸檬が口を開いた。


『そりゃ、未練はあったけど..』
だからって、今更なにをやれって言うんだよ。


「じゃあ、すればいいじゃん」
今度は来武が。


『だから、何をだよ!!』
オレには皆の考えがさっぱり分からなかった。


「..鈍感」
ボソッと唯斗が呟いた。


えっ?



「また、告ればいいじゃん。天音に!!」
蓮がじれったそうにオレに言った。