それからの俺は、仕事で忙しくなった。 というか、忙しくしてもらった。 じゃないと、天音のことを考えてしまいそうだったから。 天音がいる時は出来なかった恋愛系のドラマにもチャレンジしたりもしてみた。 最初の頃は、無意識に相手役を天音に照らし合わせていることに気付いて胸が苦しくなった。