「ちょっと〜、小川(おがわ)宏さん?」 後ろから声がする。 ――――誰だ?オレのこと本名で呼ぶなんて 振り向くと、私服姿の来武と檸檬がいた。 「ちょっと、いいか?」 来武がオレに言う。 『あぁ』 なんだ? オレ、2人になんかしたかな? 「ここじゃ、アレだから」 と、来武たちは楽屋に戻った。 オレたちの楽屋に入り、テキトーに座った。