ラスト

気がおかしくなりそう…
あれから2時間がたち、正弥は明日早いからと言って、帰った。

隠れていた彼が部屋に入ってきた。

バレなかった事に二人で笑った。

でも、物凄く気まずい…

彼に見られながら、正弥に抱かれるなんて…。

正弥に気付かれないから良かったけど…

すると、彼は後ろから抱き締めた。

ドキドキが止まらない…

「俺とよりイイ?」

彼は耳元でそう、つぶやきながら服の中に入ってきた。

私は首を振った。

正弥とより彼との方がいい…
ホントの気持ちなのに、彼は意地悪な声で責める

正弥の後で余計に敏感なのに…

彼は帰る時間を忘れ、私を抱いた。

気が付くと夜中の12時を過ぎていた。

いつの間にか寝てしまったらしく、彼もぐっすり寝ていた。

携帯には奥さんからの着歴でいっぱい。

奥さんの所に帰したくない…

ダメだと分かってる…

彼を起こした。

彼は急いで帰っていった。