「ねぇ、何であたしたちが手伝わないといけない訳!?」
放課後。
何故か、ヒカルが罰としてうけた仕事を手伝っている私たち。
春だって。
その仕事というのは、授業で使われた古い木を燃やすというもの。
さすがに生徒全員分となると、多くて暑い。
普通、こういうのって大掃除の時やるものじゃない…?
私は頭の中でそんな事を思いながら手伝っている。
咲はといえば相当機嫌が悪いのか、さっきからブツブツと文句を言っている。
「まぁまぁ…彼氏が困ってるんだからさ」
「…はぁ!?あたしたちいつから付き合ってる設定になってる訳?意味分かんないんだけどっ!」
かなりご立腹な咲に、春はヒカルに哀れんだ目でヒカルを見ていた。
「おいっ!春、何とか言ってやれよー」
「……お前が悪いだろ」
