ホワイト キャンバス

「……」

仕方がない。
もうこうなったら、ここから逃げだすしかないよね。
「行くよ!咲」
「…え?」
私は咲の手を取った。
「ちょっと、この木咲と向こうで燃やしてくるね」
「…え、え?」
そう言って戸惑う咲を引っ張りながら歩き出す。
ヒカルと春も同様、え!?って顔をしていたけれどそんなの関係なかった。