「と、とにかく!!
なにすればいいわけ!?」
二人が付き合ってたのを知らなかったのが
そーとーはずかしかったのか、
まだ若干顔が赤い
そのおかげで
にらまれても全然迫力がない
むしろ笑ってしまいそうだ
「なんかさ、素敵な時間を
プレゼントみたいなさ!!」
奈月はむすっとしたまま
しばらくだまってしまった
今更やっぱやめたー
とかいわないでくれよっ!
「あたし、とっておきの
場所があるの。
夜に行くのが一番おすすめ」
って、デートプランを考えとったんかい!
「じゃ、夜はそこな!
案内よろしくなっ!!」
「あと、せっかくだし
おそろいの物とか買いたい」
「よしっ!
じゃあ、クレープ食べたら
近くのデパートいくか!!
で、その後めしくって
奈月の一押しスポットにいくと
これでいいか!?」
「あんたデパート何時間いるつもり!?」
「あー、じゃあさ
こういうのはどうよ!
残りは二人っきりにしてやる」
「.....まぁ、いいんじゃない?
あんたにしてはまともな意見ね」
「よしっ決定な!
.....ってか、奈月って
意外に普通に人間だな!!」
「それどーいう意味よ。
ほめてるの?けなしてるの?」
「とーぜんほめ言葉!!」
なんか奈月は口数少ないし
いっつもつんとしてるイメージだったけど、
意外にしゃべるし、
デレの部分だってちゃんとある
男子が騒ぐのもわかるな.....

