「今日は、まぁほとんどの奴が
知ってるみたいだが、転校生が来る。
おい、入ってきていいぞ」


そして、ガラガラという音とともに
一人の少女が入ってきた


その瞬間、教室も一気に騒がしくなる


皆が騒ぐのも無理ないと思う

それくらい彼女は美人さんだった



髪は茶色で肩に少しかかるくらいの長さで
切り揃えられている

顔もすごく整っている!
二重のキレイな大きな目に長いまつげ
桜色の唇はプルプルしていて柔らかそう

スタイルも抜群!!


ひと事でいうなら
『完璧ガール』
だって、ほんとに否の打ち所がないんだもん


ほんと、うらやましいな~…



「うるさいぞ、お前ら!
自己紹介してやれ」

「奈月 緋那。
友達も、彼氏もいらないから、
あたしに関わらないでください。以上」


その言葉で、さっきまでざわざわ
していた教室がシンと静まり返った


「.........あぁーーーー。
ま、まあ、分からないことがあれば
学級委員に聞け。頼むな、涼風」

「オーケー。
まかしときなっ」



あ、そうそう!
ちなみに雅は学級委員なの

まとめるの上手だし、
クラスのムードメーカー的存在だから
なるほどって感じだよね!!