みんなからの痛い視線から
早く逃げたくて、私は猛ダッシュで
自分のクラス=1組に行った

教室にはもう何人か来ていて、
早速新しい友達と話してる子や
一人で本を読んでいる子
いろんな人がいた


よし、さっきのことは忘れて、
地味子になるため頑張るぞ~!!

でも、地味子って何すんだろう...

ん~...
地味子になるため、
地味子になるため.....


っあ、ぼーっとしよ


さっそく自分の席について
ボーっとしていたら、
廊下から悲鳴が聞こえてきた


「「「きぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」


な、なにごと!?

お祭りでもあるのかな??


私が興味津々で廊下を見ると
女子の間を通ってくる
2人の男子がいた


1人はきれいな黒髪で
顔はかなり整っている

切れ長の目にしゅっと筋の通った鼻
まさに、王子様って感じ


スタイルもかなりいいと思う

スラっと高くて、
まさに、男の子って感じ


ひと事でまとめると
『クール美男子』
だって、女の子に囲まれてても笑わず
むしろ不機嫌そう



もう1人は明るい茶色の髪で
顔はどっちかというと可愛い系

ぱっちりの二重ですっごくニコニコしてる
まさに、子犬って感じ


高くも低くもない身長でちょっと猫背だ


ひと事でまとめると
『チャラ男』
だって、めっちゃ女の子に手振ってるし
制服かなり着崩してるし


とにかく、どっちもかなりの
イケメンさんっ!!




こういう人には近づきたくないなぁ...

あ、別に偏見とかじゃないんだけどね

ただ、一緒にいるだけで目立つ
ということは避けたい


という私の願いとは裏腹に
2人はどんどんこっちに近づいてくる

も、もしかして同じクラス!?

やだなぁー

なーんて思っていると、
案の定2人は1組に入ってきた

そして、あろうことあか
いきなりイケメン君の
通称:チャラ男が話かけてきた