「はぁ~~~!?
なにやってんの、駄目に決まってるじゃん!」
「菜乃香、それはまずいんじゃないかな?」
「え?何が??」
今日はちゃんとバイトが終わってから
帰り道で2人に今日のことを話した
どうしたら輝君の力になれるかを2人に聞こうと思って
そうしたら、思わぬとこで全否定されてしまった
駄目だったのかな?
「あのね、フリでもデートはデートでしょ!?
もし菜乃香が逆だったらどうよ?
フリでも夕矢君がほかの人とデートするの嫌でしょ?」
「それに相手が菜乃香に気がないとは限らないわけだし。」
いや、それは絶対ないよ緋那
私のこと好きになる物好きなんて
夕矢くらいなもんだ
まぁ、夕矢が私のこと好きでいてくれるならそれでいいんだけどね.....
って何私考えてるんだろ!
「どうしよ、夕矢に嫌われるかな?」
「んー、見られたらアウトだね」
「少なくとも気まずくなるでしょ」
「「とにかく、絶対ばれないように!!」」
「は、はい.....」
2人に鬼のような顔でお説教をされ
やっぱまずかったかな?
と今更後悔.....
でも、もう約束しちゃったしなぁ
夕矢には悪いけど、ばれなきゃいいよね?
いいよ......ね??

