「あ、あのね!
私も嫉妬ならしたよ?
なんで下の名前で呼んでんの?
とか、
なんであんな仲いいの?
とか、嫉妬したよ??
だから、その、えと...
ごめんなさい」
「っぷ!
なんだそれ、なんで謝んだよ」
必死に説明してなぜか謝る菜乃香が可愛くてさっきまでのイライラはどこかへ飛んでいた
そんなことより
「その顔、反則だから」
「え?なにが??」
上目使いで目に涙をため
顔を真っ赤にしながら説明する菜乃香は
もう襲ってくださいと言ってるようなものだ
でも、そういうのは結婚してからって決めてるから
菜乃香にも
キスまでなら、いいよ...
といわれてるし
とりあえず今日は
「許されてるキスでも、しとくか」
「っへ!?」
目を丸くして驚いてる菜乃香の唇に
優しくキスをした
今日はいつもよりも長めに.....
すると苦しくなったのか
菜乃香が俺の胸をトントン叩いてきた
仕方なく離してやると顔を真っ赤にして
「窒息死すると思ったでしょ、バカ!」
そういって、寝室に行ってしまった
あ、そうか
もう9時だ
そう、よい子の菜乃香ちゃんは寝る時間だったな
おやすみ、菜乃香

