「たっだいまー!」
まだ飾り付けられたままの部屋に入る
「菜乃香」
「ん、何?」
振り向く前に夕矢に後ろから抱きしめられた
な、な、な、なにごとー!?
とうとう夕矢がクリスマスの雰囲気にやられた!?
「え、えと、その」
「これ、俺から」
「ふぇ?」
後ろから抱きしめられた状態で目の前にラッピングが施された包みを差し出してきた
これって.....
もしかしなくてもクリスマスプレゼントだよね!?
「あ、開けてもいい!?」
「どうぞ」
ドキドキしながら慎重に包み紙を剥がしていく
なんだろ??
「あ、可愛い」
包まれていたのは、蝶を模ったシンプルなストラップ
「携帯にでも着けとけ」
「うん!そうする!!ありがと」
顔を精一杯後ろに向けてお礼を言った
後ろから抱きしめられた状態なので、ちょっと動きずらい
「そうだ!私もあるんだー、プレゼント♪」
「まじで?」
「うん、取ってくるからちょっとだけ離して?」
「.....まぁ、いいか」
そういってやっと解放された私はプレゼントを取りに寝室に向かった
実はベットの下にこっそり隠してたの♪