借金とりとおにごっこ!?



「たっだいまー!
ケーキがご帰宅だぞー!!」

「おかえりー、待ってたよぉ」


救世主ー!!

もう涙でそうです


「ん?そんなにケーキ楽しみなの?」

「そうじゃなくて、作るの手伝って!」

「あ、そうゆうこと」


そういって称磨君が苦笑いする

おそらく称磨君も緋那のあれを見たことがあるのだろう


「ところで夕矢は?」

「あぁ、なんか先ケーキ持って帰れって言われてさ。
ま、そのうち帰ってくるだろ」



どこいっちゃったんだろ?
こっちは大変だっていうのに、もうっ!


「緋那、選手交代!
飾りに行っていいよー。
ありがとね、手伝ってくれて」

「あ、うん。いいよ。
またいつでも手伝うから」


それは一生遠慮しておきたいものですわ...


「で、何作んの?」


エプロンを着けながら称磨君が腕まくりをした

なんか、新鮮!
意外に似合ってるかも


「え、とね。
唐揚げと、ポテトサラダと、スープにパスタ!
あとメインの鳥の丸焼き♪」

「お、クリスマスっぽいじゃん!
で、俺なに作ればいい?」

「できればポテトサラダとスープ頼める?」

「おう、任せとけ。
俺料理は出来る男だからな!」


そういった称磨君は本当に料理が出来る男みたいで、手際よく野菜を切っている

さっきの緋那と全く同じもの使ってやってるように見えない


使い方次第でこうも違うんだね、うん




じゃ、気を取り直して私も作るぞー!!