「菜乃香!なにデレデレしてんの?」


私以上にニヤニヤした雅が
周りに居た男子を追い払いながら来た

それに続いて緋那もやって来る


「えへへ、ちょっとね」

「なにさなにさっ!
もうじらしますなぁー」

「それより、緋那。
もう体調は大丈夫??」

「うん、平気。
ありがと、心配してくれて」


緋那は軽い貧血を起こしてたようです

だからあんなに顔色が悪かったみたい


「そういえば、緋那大丈夫だった?
純情は汚されてない??
気づいたんだけどさ、あの時間って
先生はみんな職員会議じゃん。
ってことは保健室で2人っきりでしょ?
2人でランデブーだったんでしょ??」

「っは!?な、なにいってんの?
ばっかじゃない!!」


あきらかに動揺した緋那が
大きく後ろに身を引いた

そのせいでちょうど後ろにいた称磨君に
ぶつかってしまう


「いって、誰だよ?
って、奈月!?」

「え、わ、ご、ごめっ!
いや、べつに、その、なんてゆーか」

「は?」


だんだん緋那の顔が赤くなっていった

え、もしかしてこの反応......
本当になにかあったの!?


「あ、ちょうどいいとこに居た!
称磨君、保健室で
緋那となにしてたのさっ!!」

「え?なにって....看病?」

「またまたぁ!
2人っきりだったんでしょ?
称磨君がベットある部屋で美女一緒だよ?
なにもなかったとは言わせねーぜ」

「いや、まじでなんもしてねーし。
なぁ、奈月」

「っえ!?う、うん!
な、なななな、なにもないよっ!!」