「どこいってたのさぁ~!
心配したんだからね!!
未影が夕矢君と駆け落ちとかでも
しちゃったのかな!?とか、
夕矢君には親が決めた婚約者がいて
なのに未影を選んだからそれを恨ん

「はい、もういいから。
雅がどれだけ心配してたのか
十分伝わったから」



マシンガンのようにしゃべる雅を
緋那があきれた感じで止めに入った


1日会ってなかっただけなのに
すごく雅と緋那に会えたことが嬉しかった


ほんとに私、
もうこの2人なしで生きられなくなってる



「ごめんね、なにも言わず休んで。
ごめんね、心配かけて」

「次したら許さないっ!」

「承知しましたっ」



ほんとに雅は心配しててくれたみたいで
目にすこし涙をためていた



「で、休んだ理由は?」

「あ、うん、えっとね.........」



緋那が痛いところをついてきた


休んだ理由=借金抱えてる
になっちゃうわけで..............

でも、最近この2人には嘘つきたくない
って気持ちが生まれてきている


でも、今はまだ怖い

もし、2人が私から離れていってしまったら



そう思うと
体中が震えてしまって


いつか、話せばいい

まだ、話さなくてもいい


って逃げてしまう