「ごごごごごごごめんなさい!!!!私、まさかあなたのような子供だとは・・・。」

慌てぶりがおかしくてくすりと笑うと何を勘違いしたのか、また慌てはじめた。

「いえその、別にあなたが子供っぽいとかいうんじゃなくて・・・その・・・。宮様・・・。」

「あの、本当に申し訳ないんですけど、宮様と呼ぶのはやめてください。」

目を丸くする少女。

「私の名前は初子と言います。あなたは?」

「私は・・・幸・・・。」