朝早く初姫は目を覚ました。
まだ薄暗く起きる時刻ではない。

昨夜のことを思い出す。
あれから少し話をして眠ってしまった。

「疾風様・・・。」

不安の塊だった自分を受け入れてくれた・・・

この人となら上手くやっていけそう。

初姫は心から思った。

この方のためなら私は・・・。