「あぁもう!!」

諦めの声を出して縁側に寝っころがった一人の少年がいた。

「俺って弓矢向いてないのかな〜?」

少年の少し先には的が据えられていたが・・・。

的には一本も刺さっておらず、代わりに辺りの茂みに矢が刺さっている。