「帝からのお言い付けだ。 お前を妖士族の宮とする。」 えっ・・・。 「あのお父様?おっしゃる意味が分かりませんが・・・?」 瞬きをしてうろんげな顔をする娘を冷ややかに見るとまた言い放った。 「お前は妖士族の宮になるのだ。」