―消すなんてひどいな。返事くらい返してよ。―





―――どこか近くでこっちを見てる…?




あたしは自分の周りをキョロキョロと見渡した。



でも怪しい人はいない。




―僕はここにいるよ。



またメールが来た。





―――ここって…まさか?





あたしの目の前にある変な建物の変なドア。




―――まさかね…





本当に気味が悪いので、家に帰ろうと、歩き始めようとした時、またメールが。




―帰らないでよ。早く来て。―





―――何なの!?誰なの!?





そう思い、振り返るとあたしは息が出来なかった。






―――さっきは閉まってたよね…?