ローファーに履き替え
小走りで校門を出た。








「バレバレ」





左から声がした。






「えっ!?なんでいんの?」





「俺直接体育館入ったから、お前が逃げてんの見えて体育館からでたわけ」







「うわきもっストーカー」





「は?お前こんなイケメンめったにいないかんね」






「自信過剰男が!」






「俺ら似てるじゃーん」




直人はよってきて
梨乃の手を引っ張った。






「俺、チャリだから梨乃後ろね。






強引に連れていかれた梨乃






強制的に自転車に乗せられた。






「お前見た目以上に重いな!w」







「あぁ゛?」






梨乃は直人の頭を
殴った。







「いてぇー〜!!冗談だって」







こんな風景は
回りから見たら
カップルのようだった。







「あんたもっと安全運転してよね!」






「お〜素顔出始めましたね梨乃さん♪笑」







「はぁ?意味わかんない」



「まぁ可愛いもんですよっ」




「まぢうざい。」




「声が照れてる〜」





「照れてないから!」





梨乃は直人のYシャツの裾を少し掴んで







笑顔をこぼしていた。