見ると、そこには小さくてふんわりとした雰囲気の男なら皆可愛いっ!と言いたくなるような女がいた。


「え…あぁ〜ちょっと…」

「ふぅん〜」


女はジロジロ大きな目で俺の顔を観察するかのように眺めてくる。

「……」


何だか知らねぇけど、俺すっげぇ見られてるっ!

何だこの女?


「ねぇ、あなたお兄さんいる?」

「は?」

「いる?」


マジ何だよ…この女


「いるけど…」

「もしかして修也って名前じゃない?」

「え?なん、で…名前…」


修也は兄貴の名前だ。

何だ?兄貴の知り合いか?

でも何で分かったんだ…?


「ふふ、やっぱり♪」

「あんた誰?兄貴の知り合い?」