その時は鳥だったのか。それとも魚だったのか。野うさぎだった気もする。ただ、カナとチロルはその時一緒だった。
名前も忘れてしまった。お互いなんて呼んでいたのだろうか。
それでも決して忘れていない事があった。それは誓いだ。
「君の事は僕がずっと守るよ。」
チロルがカナに言った誓い。それを守るために、今、カナの腕に抱かれていた。