「鈴、孝太、もうすぐだから急いで!」 蒼に急かされて慌てて列に並び込む。 ドクドクと鳴り出す心臓の音。 や、やばい。 緊張してきちゃった… 「緊張してんじゃねーよ。」 「うっ うっさい!」 なんで俊にはバレるかな〜? 全員リレーで勝負が決まっちゃうのに 緊張するなって方が無理っ! 失敗したらどうしよー… 「練習したんだろ?」 「…うん。」 小さく、小さく、頷く。 でもちょっとだけだし。 全然落ち着かないよ… .