「大したことねぇって。 飲み物でも買って帰えろーぜ。」 ほんとかな? でも、孝太を信じよう。 それくらいしか出来ないから。 ─…孝太と並んで自販機へ向かう。 「鈴乃はコレだっけか?桃の天然水。」 「うんっ!それそれ。」 あたしの中で バスケした後はポカリ。 その他は桃天(桃の天然水)。 って、決まってるんだよね〜 さすが孝太。 「えっと、お金お金─…」 体操着の短パンのポケットから 小さな小銭入れを取り出す。 .