シャーペンと君とあたし

「はいよ〜っ！任せろって！
鈴ちゃんサンキューなぁ〜っ！」


「宏人くん、奢る気ないでしょ？」


「あ。バレた〜？」


宏人くんは頭をクシャクシャッとすると
誤魔化すように笑う。


ほんとにもぉ。調子だけはいーんだから。



「バレバレだからっ！」


まっ


そんな宏人くんの反応が丁度いい。

本気で言った訳じゃないしね？




「どーせ、金払うとか言い出すんだろ。」


ギクゥ─…ッ


俊の一言であたしの笑顔が凍る。



「鈴乃は口だけだもんな？」


あたしの性格をよく知ってる孝太が
俊の言葉に反応する。



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