シャーペンと君とあたし





なんで?!




なんでよ―…っ!!



「好きじゃないなら断ってよ!」



─…もう、冷静になんかしてられなかった。

平気なふりなんてしてられなかった。





感情を剥き出しにして

美奈にあたしの想いをぶつける。



残されているかもしれない

ほんの少しの可能性にかけて…





分かった、って言って!

断る、って言ってよ…っ





「ごめんねぇ…」


.