シャーペンと君とあたし

お互い好き合ってるなら
結ばれて幸せになるべきだし

あたしに、邪魔する権利はない。




分かってる、分かってるけど…


心の底からそう願えるほど
あたしは大人じゃないし

─…できた人間でもないよ。







“俊のこと本当に好きなら
ＯＫしてあげればいいじゃん？”



こんな言葉が口から出たのは



友達想いのいい子ちゃんでいたいっていう


あたしの汚い感情と、



美奈なら断ってくれるかもっていう


小さな期待。



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